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生理中の温泉って大丈夫?【4つの方法で入浴を楽しもう!】

<監修医師 ゆまこ>
腹痛 

せっかく楽しみにしていた温泉旅行、生理になるかもしれない・・・。

または、直前に生理になってしまった!そんなことはありませんか?

できれば、温泉旅行は心置きなく楽しみたいものですよね。

ですが、温泉に入りたくても生理になってしまった時、あなたならどうしますか?

 

温泉というのは公共の場です。

温泉の中には生理中の利用を控えるよう呼びかけるところもありますが、そうでない場合、入るか入らないかは個人の選択となります。

 

今回は、生理中に温泉に入りたい方のために、生理をずらす方法や生理用品の使用方法、そして温泉利用時のマナーとエチケットについてお伝えします。

 

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生理中の温泉が良くない点

 

温泉は、リラックス効果や傷、肩こりなどの治癒効果もあることで、多くの日本人が好んで入ります。

ですが、生理中は温泉の入浴が悪い方向に働くことも。それでは、具体例を見ていきましょう。

 

生理痛の悪化

生理痛の重さは人それぞれですが、温泉の入浴が生理痛を悪化させることがあります。

特に、生理痛の重い方や、痛みどめを服用している方は気をつけて下さい。

【関連記事】
生理前の腰痛がひどい【6つの原因を知って対処しよう!】

 

温泉は衛生的というわけではない

温泉には不特定多数の人が入るため、雑菌もたくさん存在します。

 

生理中は子宮内膜が剥がれ落ちて起こるので、子宮や膣内の環境が普段とは劇的に変わっている状態です。

ですから、膣や子宮の抵抗力や免疫力が落ちているので感染症や病気にかかりやすくなります。

 

また、タンポンなどを装着して入浴する場合も、タンポンに雑菌がついてしまうと感染症のリスクを高めることになります。

タンポンを使われる方は、温泉から出たら必ず取り替えるようにしましょう。

 

中でも、レジオネラ菌という菌は温泉内で増殖します。

過去には、管理状態の悪い循環型温泉で死亡事故が起きたこともあります。

 

レジオネラ菌は自然の中によくいる菌なので、健康な人にとってはそれほど害はありませんが、お年寄りや乳幼児を始め、抵抗力の弱い方は十分気をつける必要があります。

 

のぼせやすい

生理や妊娠は女性特有の問題ですが、温泉の中には強い成分が入っていたり、温度が高かったりして、少し刺激が強く、のぼせやすいものもあります。

生理中や妊娠中に長湯をすることはよくありません。

 

湯船に入るのは10分程度にとどめておくことをお勧めします。

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生理中の温泉が可能になる方法

 

せっかくの旅行なのに、生理のために中止してしまってはもったいないですよね。

 

生理中でも温泉に入りたい!という方は、市販の生理用品をうまく使って対策をしましょう。

普段ナプキンしか使用しない方はなかなか慣れないかもしれませんが、一つずつ、詳しくご説明します。

 

タンポン

タンポンは、温泉やプールなどに入る時に活躍してくれる生理用品です。

筒状の吸収体を膣内に直接入れて使用します。

膣の中で経血を吸収してくれるため、短時間の使用であれば経血が外に漏れにくいのが特徴です。

 

また、ナプキンと異なり肌と擦れることも少ないので、かぶれやムレが少ないので普段から使用している人も多くいます。

 

ほとんどのタンポンは、プラスチックのアプリケーターを使って膣の中に入れるので、手で押し込んだりする必要はありません。

吸収体に紐が付いていて、引っ張ればタンポンを膣内から出せるようになっています。

挿入、取り出し、どちらも簡単です。

 

もし、タンポンを使用して温泉に入る場合は、取り出し用の紐が見えてしまうと少しみっともないのと、周りの方に不快な思いをさせかねません。

エチケットとして紐があまり人の目につかないようにするといいですよ。

例えば、肌色のテープなどで内股に貼り付けておくなどしておきましょう。

 

ビデ

生理の終わりかけでほとんど経血が出ていない状態であれば、使い捨てビデや携帯ビデで温泉に入る前に膣内を洗浄するというのも一つの手です。

 

精製水がノズル付きの柔らかい容器に入ったもので、ノズル部分を膣内に入れて使用します。

洗浄した水が外に出てくるのでトイレなどで使用するのがいいでしょう。

 

また、生理途中であっても、タンポンなどを使用する前にビデで一度軽く洗っておくことをお勧めします。

 

月経カップ

聞きなれない名前かもしれませんが、月経カップはシリコーンでできたカップ状の生理用品です。

 

カップの口を折りたたんで、口が上を向くようにして膣の中に入れます。

カップが経血を膣の中で受け止目ます。

 

柔らかいけれどしっかりとしたカップで受け止めるので、タンポンのようにだんだん経血が染み出してくるということはありません。

だいたい一日に2回ほどカップを空にする必要がありますが、同じものを洗いながら使用できるので非常に経済的です。

 

1950年代からアメリカをはじめとして欧米で普及するようになり、最近は日本でも見かけるようになりました。

直接膣に挿入するところはタンポンと同じですが、漏れにくく、また紐のようなものもないので、温泉に入る時には便利な生理用品です。

 

共同浴場は避ける

生理の時に心置きなく温泉につかる方法に、共同浴場以外を利用するという方法もあります。

 

貸出風呂を用意してある温泉もありますよね。

(この場合、お湯の入れ替えをしてくれるところが望ましいです)

それに、部屋付きのお風呂がある宿もあります。

 

もちろん、共同浴場よりお値段が張る場合が多いですし、そのような温泉や部屋にも限りがありますから、いつでもできる方法というわけではありません。

ですが、選択肢の一つとして考えてみるのもいいでしょう。

 

最後に、生理が重い時はやはり共同浴場に入るのはお勧めできません。

そういう時は残念ですが、足だけ浸かって足湯にしたりして、少しだけでも温泉気分を味わってみるというのをお勧めします。

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生理を遅らせる方法

 

もし、温泉旅行までに生理が始まらない、という方は、整理を遅らせる方法がありますのでご紹介します。

 

生理予定日を変更させる薬を飲む

一つ目は、EP錠と呼ばれる女性ホルモン薬です。

生理は、女性ホルモンが急激に減少したのに反応して、子宮内膜の一部が剥がれる現象です。

つまり、自分の体内で少なくなってしまう女性ホルモンを薬で補ってやれば生理を遅らせることができます。

 

EP錠は婦人科で処方してもらえます。

ただし、生理3〜5日前から生理を開始したい日まで飲み続けなければいけないこと、さらに副作用も多少ありますので、よく医師の説明を聞いてから使用してください。

 

食事とサプリメント

二つ目は、食事とサプリメントによる生理日コントロールです。

自然界には、女性ホルモンに似た働きをする栄養素があるので、これを利用して生理を遅らせます。

 

女性ホルモンに似た働きをするのは、大豆に含まれるイソフラボンです。

生理の始まる前から、大豆、豆乳、きな粉、豆腐、納豆などを大量に摂取すると生理を遅らせることができます。

 

もしくは、イソフラボンのサプリメントを飲むことも有効です。

イソフラボンのサプリを飲む場合は、過剰摂取にならないよう気をつけてください。

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生理中の温泉への意見

 

賛成派

生理中の温泉入浴 賛成派の意見は

・せっかくの温泉旅行なのに温泉に入れないのはとても残念

・膣の中に入れるタイプの生理用品を使用すれば問題ない

・タンポンでプールや海で泳ぐことができるのに、なぜ温泉はダメなのか

・生理の終わり頃なら問題ないのでは

 

反対派

反対派の意見は

・経血が床などに落ちていたら不愉快

・湯船のお湯の中に血が混じっていると考えると不愉快

・タンポンの紐を見るだけで気分が悪い

・シャワーや洗い場だけならいいが、湯船に入ってほしくない

 

多数の人が使用する温泉だからこそ、自分も他の人も気持ち良く使える場所にしたいですよね。

生理中でも温泉に入りたい!という方は、周りの方への配慮を忘れないようにしましょう。

 

これだけは守りたいマナー&エチケット

公共の場所でのマナー&エチケットとして、次のように入り方を工夫して見てはいかがでしょうか。

 

・経血の量が多い日(生理1〜3日目)は入浴をしない

・経血が軽い日に、タンポンや月経カップなどを使用して入浴し、長湯は避ける

・夜遅くなど、混み合ってない時間に利用する

・タンポンの紐は、人目につかないようにする

・生理用品の扱いは、脱衣所でなくトイレで行う

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まとめ

今回は、生理中の温泉についてお伝えしましたがいかがでしたか?せっかくの温泉旅行で温泉に入れないとなると非常に残念です。

 

急に友達や彼氏に誘われた時や、普段から生理不順の方は、生理日と旅行が被ってしまうことも多いのではないでしょうか?

 

生理中に温泉を利用することになった時は、みなさんが気持ち良く温泉を利用できるよう、配慮するようにしたいですね。

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